2018 NOVEMBER

布と衣

布。それは毎日ふれるもの。

 

あらゆる用途があり、その存在なしに

私たちの暮らしは成り立たない、

といってもいい。

 

毎日、私たちが纏うもの。

それは衣。

 

身につけることで、機能だけではない

心地よさをもたらす。

何気ない日常の中で、心ときめく。

 

やわらかな感触と、寄り添う記憶。

人の想いが紡ぐ、布と衣。

私の暮らしが、誰かの暮らしに。

長野 _ 安曇野市

ウチダゴウ

つながる、山のいえ。

福岡 _ うきは市

山口 和宏

モノと結ぶ暮らし。

埼玉 _ 秩父郡

うだまさし

森の中で知をつなぐ。

奈良 _ 東吉野村

青木 真兵 海青子

ここに、次なる根を張って。

福井 _ 鯖江市

新山 直広

住まいを和える光。

奈良 _ 生駒市

永冨 裕幸 奈良 千寿

受け継いだ屋根の下で。

兵庫 _ 神戸市

十場 天伸

自分たちのホームを作る。

神奈川 _ 鎌倉市

林 彩子

山の麓で。

群馬 _ 北軽井沢

藤野 麻子

新鮮な自分に、故郷で出会う。

富山 _ 射水市

永森 志希乃

家具の物語をつなぐ。

兵庫 _ 神戸市

清水 智之 綿貫 カンナ

長く愛される家づくり。

長崎 _ 出島町

橋口 剛 佳代

THE NEXT ISSUE

WAY OF LIVING

住む家と、暮らす場所のこと

先々週は台風で大きな被害が、そして先週は北海道で地震があった。生きているのではなく、生かされているのでは、と自分の存在がとても小さく感じ、地球規模のマクロな感覚に飲み込まれる。自然はあまりにも大きく強く、自分たちはいつまでも小さく弱い。そりゃ日本には太古からアミニズム信仰や八百万の神々が、後に海外の神さま仏さまがたくさんいらっしゃるわけだ。ふと足元を見ると家のガレージのひび割れたところに沢山の蟻たちが群がっている。おそらく巣があるのだ。砂で埋めたり水で溢れさせて巣を壊すことは簡単だ、あたかも自分が蟻たちにとっての自然災害のように。しかし決して蟻たちは僕に生かされている訳ではない。自分だってきっとそうだ、自分の意思で生きている。ようやく存在感を自己の中に取り戻せた。

drawn by CHALKBOY