BAKERY 012

今夜もぐっすり

good sleep baker

東京_松陰神社前

今日の自分へのご褒美に。

ビールを求めて、

ついでに明日の朝のパンも。

パンを求めて、

ついでに1杯飲んで帰るのも。

この場所が少しだけ夜を楽しくし、

明日の朝を待ち遠しいものに。

15時半頃、オーブンが最初の焼き上がりを知らせる声を上げる。開店の17時までに、少しずつ焼きたてのパンが出揃う。1日の仕事を終えて帰路につくとき、明かりの灯るパン屋があったら。そんな友人の声に応えるように、小林由美さんが始めた〈good sleep baker(グッド スリープ ベイカー)〉。愛称は「ぐっすり」。

「BEER&BREAD」と看板に記された魅惑的なフレーズ。小林さんが松陰神社前駅のすぐそば〈松陰PLAT〉内に店を構えたのは昨年6月のこと。ぐっすりでは、国産のクラフトビールをブルワリーから樽で仕入れ、常時3種類を開栓している。ひとつの樽が空になった時点で次の銘柄を出せるよう、待機樽も3種を常備。開店してから1年あまりで、開けた樽の銘柄は300種類以上に及ぶという。果物に旬があるように、ビールにも季節の巡りがある。一期一会の出合いを楽しんでほしい、と小林さんは話す。

1_(手前)本日のパン¥300(奥)パクチーベーコン¥300、ホッピー小麦セゾン(取材時)Pintサイズ¥1,100 2_ビールにもパンにも相性の良いフードメニューも多く揃う。(手前)ラタトゥイユ¥500。(奥)鶏とパクチーのサラダ¥600。3_窓の脇を世田谷線の車両が走る。4,6_「お酒と甘いパンの相性の良さも知ってもらえたら」。5_その日のクラフトビールのラインナップ3種は、開店前にSNSにて更新

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クラフトビールとの相性がいい小林さんのパンは、カウンター席から約1.5mの距離で窯から取り出される。登場の瞬間の香りから、噛みしめたときに届くスパイスの風味まで、ビールを飲む手を早める。小林さん自身も普段から新たな探求の地であるビアバーなどに通う。クラフトビール好きが高じてかたちとなった。それでも店名に選んだのは、barではなくbaker。「幼い頃から、お菓子を作っている時間が幸せでした。この距離でゆっくりとお客さんの声が聞けることが励みになっています」

Photo_Haruka Shinzawa

Shop Data

good sleep baker

東京都世田谷区世田谷4-13-20

☎︎︎ ︎050-7128-3201

営 月〜土曜 17:00〜25:00、

日曜 15:00〜22:00

休 水曜

goodsleepbaker.com

※2017年10月号掲載時の情報です