CAFE 001

  中野とコーヒー。

MUTO coffee roastery

東京_中野

「今一番おすすめしたい豆」。

エルサルバドル産のパカマラ種と奥さんが作るチーズケーキと一緒に。

コクがありながら、すっきりとした飲みごこち。深煎りを好む人に。

おいしいコーヒーを

中野で暮らす人へ

入り口左手にギーセンの焙煎機、カウンターやテーブルに使われている木材は深い色めのもので統一されている。ビルの裏手にありながら大きな窓から入り込む日の光。〈MUTOcoffee roastery〉には静かで、自然をほのかに感じられる、ゆったりした時間が流れている。

オーナーの武藤修一郎さんは珈琲店で働いていたお母さんの影響で、小学生の頃からコーヒーを飲み続けてきた根っからのコーヒー好き。そして中野で生まれ、中野で育った生粋の“中野人”。「こだわりを持ってコーヒーを出すお店が中野には多くないと感じていたんです。人が集まるような場所ではなくて、中野で、中野に暮らす人においしいコーヒーを飲んでもらう場所を作りたかった」。勤めていた映像制作の仕事と同時に修業を続けて約5年、50歳の時に今の物件に出会ってコーヒーを生業にすることを決めた。

1_幅が広めにとられたカウンター。ほどよい距離感で会話を楽しむことができる。店内はカウンター5席、テーブル席合わせて15席。2_インドネシアやパナマ、ケニア、ルワンダなどバリエーション豊富な豆各種。デカフェやアイスコーヒー用の豆も。3_選んだ豆はそのまま持ち帰るか挽いてもらうか選んでから袋詰めしてもらえる。パッケージのデザインは武藤さんがプロデュースし、友人のイラストレーターに描いてもらったもの。4_温度を確かめながら一杯にゆっくりと時間をかけて淹れる武藤さん。フジローヤルのコーヒーミル、コーノのドリッパー、燕三条で作ってもらった鎚起銅器のポットが3種の神器。5_「焙煎機はこれを置きたかった」。重厚で存在感抜群のオランダのギーセン社の焙煎機。6_お店はマルイのビルの裏手、桃園会館の前に。漆喰の白い壁に黒枠のドア、焙煎機からの煙突が目印。

4種のブレンドと15種のシングルオリジン、「コーヒー豆のプロモーションの場」として多くの豆を扱っている。鮮度を大切にするためほぼ毎朝焙煎する。同時に「焙煎したての豆がいいかというとそうでもないから」とその豆のピークを見定めるように注視する。一杯のコーヒーを味わってもらい、気に入った豆を生活に持ち帰ってもらえるようにと考えている。「コーヒーに興味を持ってもらうことが一番大事。そのうえで、ここに来れば飲んだことのないコーヒーが飲める、おいしいコーヒーに出会える場と思ってもらえたらうれしいですね」。

Photo_Yuhei Kaneda(Bellona)

Shop Data

MUTO coffee roastery

東京都中野区中野3-34-18

☎ 03-6382-5439

営11:30~19:30 ※L.O.19:00

休 木曜、第1・3水曜

muto-coffee.com

※2018年8月号掲載時の情報です