CAFE 003

吉祥寺に溶け込みながら。

Ryumon coffee stand

東京_吉祥寺

9時から13時までのメニュー、

コーヒーとバタートーストのモーニングセット。

岩塩が少し振られたバターとシロップが染み込んだトーストの豊潤さに、

一口ごとに食欲が掻き立てられる。

コーヒーが落ち着きの一杯として際立つ組み合わせ。

こだわりのバランス

吉祥寺末広通り、駅から少し離れた閑静なエリアに一軒家を改装したカフェ、Ryumon coffee standはある。1階にカウンター席、2階にイートインスペース、どちらも日の光がきれいに差し込んで気持ちがいい。シングルオリジンコーヒーを専門とするお店として始めて7年、オーナーでありバリスタの小泉直樹さんは今、“こだわりのバランス”と向き合いながら、創業当時とは違った思いも併せてコーヒーを淹れている。

1_豆の鮮度、在庫管理も考え、現在は週替わりで1種類、オススメの豆を厳選して扱っている。2_2階のテーブル席にさりげなく置かれているメニューボード。その週に扱っている豆の情報、生産国や生産者、特徴、焙煎日などの情報が書かれている。3_酸味がありフルーティな味が癖になるカフェラテ。カップに浮かび上がるラテアートもフォトジェニック。4_天井が高く、大きな窓から日が差し込む2階のイートインスペース。5_お店は末広通り沿いに。左右非対称にデザインされた建物が特徴の外観。6_お店を始める前から吉祥寺で長い間暮らし続けてきた小泉さん。これからについても「この場所でずっとのんびりとやっていきたい」と話す。

1

2

3

4

5

6

「当初は豆にこだわるお店として始めたんです。豆の種類も多く用意して、本格派として。でもそう甘くはなくて、簡単には認知されなかった。それで一度“入り口”を入りやすくしようと」。当初はホットコーヒー、カフェラテ、エスプレッソの3種類だけで勝負。お客さんも男性客が中心だった。「コーヒーの味にこだわるのは当たり前として、軽食やソフトドリンクを増やしたり、コーヒーを飲みに来たのではない人のことも考えました。今はチーズケーキとトーストを目当てに来てくれるお客さんがほとんど。満席になって、お店に列ができて、楽しい笑い声が2階から聞こえてくる。それはやはりうれしいですよ。『楽しい場を作れてるんだな』と。コーヒーがおいしいかどうかだけを考えてた頃よりも喜びがある。おいしいコーヒーの魅力を伝えるのはもう少し先に進んでから」。

Photo_Takaki Iwata

Shop Data

Ryumon coffee stand

東京都武蔵野市吉祥寺南2-14-9

☎ ︎0422-49-5839

営 9:00〜19:00

休 水曜、第1・第3火曜

※2018年6月号掲載時の情報です