EAT 003

渋谷のフレンチ。

Bistro ROJIURA

東京_渋谷

ディナーメニューから4品。

右_京都亀岡七谷鴨に内臓のソース。

左上_牡蠣の塩辛リゾット、馬肉と竹炭添え。

右下 ホワイトアスパラのソテーにマテ貝と日向夏を添えたもの。

左下_鰯、春菊とセリのサラダ。

振りかけてあるのはマッシュルームパウダー。

器はパリやコペンハーゲンの作家のもの、波佐見焼と多国籍。

隠れ家のように

渋谷はおもしろい。駅前のように見渡す限り人で溢れかえる場所がある一方で、一本小道に入ると、人の気配を全く感じさせない静かな空間が現れたりする。BistroROJIURAはそんな渋谷ならではの場所、駅前の喧騒が嘘のように静かな、文字どおり路地裏にある。外観からはフランス料理を振る舞うお店の空気は感じられない。使い古された木のテーブル、店内にはレコードプレーヤー。R&B、JAZZ、ロック、その時間の空気に合わせてかけられる。いたってカジュアルでアットホーム。

1_ブレイクファースト&ブランチの看板メニュー、あんバターリコッタチーズサンド。それぞれ具材がたっぷり詰め込んでありながら、ひとつでは物足りないと感じるほど、あっさり食べられる。2_「自分で店を持つならこういうスタイルが良かった」。本格派のレストランで修行を積んだあと、オーナーの原太一さんがPATHへ移るのを機に、引き継ぐ形で働き始めた西恭平さん。3_お店は東急ハンズを背にNHK放送センターへ抜ける小道のさらに奥まった場所にある。4_ワインはフランス、スイス、オーストリアなどヴァンナチュールのみを扱う。5_入り口を入って正面にあるレコードプレーヤー。カジュアルな空間を表現するROJIURAのキーアイテム。

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「ビストロの魅力は肩肘張らずに楽しめるところ。ブレイクファーストもやっているので『フレンチを食べに行く』と構えずに来れるお店。理想的な空間だと思う」。シェフの西さんは自分自身が楽しめることも含めてそう表現する。実際にお客さんもフレンチと知って来る年配の方から、何も知らずにたまたま来て、リピーターになった20代のカップルまで幅広い。「年代関係なくお客さんがお店にいるのを見るのはうれしい」。料理は基本アラカルトだが、おまかせコースもさりげなく用意する。「季節の素材はなるべく組み込むようにしている」。料理はフレンチでありながら和の創作料理のよう。さっぱりとした味付けで品がいい。「今の空気にあう場所と料理を」。“渋谷のフレンチ”は“食”とともに“街の空気”も読んでいるようだ。

Photo_Yoko Tagawa(horizont)

Shop Data

Bistro ROJIURA

東京都渋谷区宇田川町11-2 宇田川柳光ビル 1F

☎ 03-6416-3083

営 8:00~14:00 ※L.O.13:00(Breakfast&Brunch)

18:00~24:00 ※L.O.23:00(Dinner)

休 月曜、不定期で月に1度日曜

bistrorojiura.jimdo.com

※2018年6月号掲載時の情報です