EAT 002

温かく、鮮やかに。

LOCALE

東京_目黒

お店のメニューは、旬のものと定番のものが半分ずつ。

写真奥から手前に、きゅうりとみょうがの梅和え(¥810)、

長芋と豚バラの黒酢炒め(¥1,944)、

水茄子と葱味噌 (¥842)。

夏の訪れを感じる味。

食材を通じて出会う場所

午後4時。開店前にケイティ・コールさんのお店に届くのは、熊本から送られてきた野菜だ。ケイティさんは日本各地の生産者に自ら足を運び、お任せで食材を届けてもらう。「この間も富山にホタルイカを見に行ったんだけど結局見れなくて、喫茶店でコーヒーを飲みながら、ふとお店の人に“農家の人に会いたい”って話してみたら、紹介してあげるよって」。彼女の人生にはそんな出会いが多く、この場所にお店を開いたきっかけも、いくつかの出会いが続いて、引き寄せられるようにたどり着いたのだという。毎日届く大事に育てられた食材を見て、さまざまな国の文化から影響を受けた調理法と豊かな感性で、その日のメニューを考える。アボカドとレンズ豆にしば漬けをヨーグルトで伸ばしたソースを合わせるなど、味も見た目も、目が開かれるような鮮やかさ。最初は驚くお客さんも、この味が恋しくなってまたお店に通う。

1_カウンターに並ぶ野菜などの食材。今の時季は、高知、鹿児島、熊本から野菜が届く。2_店主のケイティ・コールさん。好奇心と感性豊かな人柄が料理にも接客にも生きている。3_仕上げのオリーブオイルをかけて。ケイティさん自身は、すべて感覚で行っているという手さばきに、時間を忘れて見入ってしまう。4_カウンターに並ぶ野菜などの食材。今の時季は、高知、鹿児島、熊本から野菜が届く。

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ケイティさんは、調理の合間に接客もこなす。そこには、親しい友人の家でもてなされるような温かさがある。初めて来た日に「働かせて!」と言ったお客さんが、今はスタッフとして阿吽の呼吸で働く。常連さんも、時にはお店の電話に出たり、取材の通訳をしたり。「お客さんと、この距離にいることが大事。農家さんの様子や活動を実際に見て、この近い距離に座っている人たちと共有できることを、誇りに思っています」。

Photo_Ryo Kuzuma

Shop Data

LOCALE

東京都目黒区目黒1-17-22

☎ 03-6874-6719

営 水〜金曜 18:00~23:00

土・日曜 9:30〜14:30 18:00〜23:00

休 月・火曜

www.locale.tokyo

※2018年7月号掲載時の情報です