EAT 010

ごはんがすすむ、

スパイスカレー。

ウミネコカレー

東京_西永福

『お好きなカレー2種盛り サラダセット』(¥1,200)。

カレーはチキン、ポーク、ひよこ豆から選べる。

普通盛りでごはんの量は茶碗2杯分くらいだが、辛すぎず、

重すぎないルーで不思議とぺろりと平らげてしまう。

また、サラダに添えられた絶品ドレッシングは、

エムズカレーの味をリスペクトして作った。

元気になってほしいから。

京王井の頭線沿い、各駅停車でしかたどり着けない西永福駅。よくある住宅街の小さな商店街の一角に、特別においしいカレー屋がある。店の名は〈ウミネコカレー〉。わざわざこの地を選んだのは、〈エムズカレー〉に似た物件に出合えたから。店主の古里おさむさんが何度も足を運んだというエムズカレーとは、以前笹塚にあったカウンターのみのカレー屋で、一癖ある欧風カレーが評判だった。音楽好きで寡黙なマスターが作る独特な店の雰囲気は、とても居心地がよかったという。「エムズカレーみたいに楽しい雰囲気がお客さんに伝わる店になったらいいなと思って、まずは僕自身がこの店を楽しんでやっています」。

1,4_ほっこりとするウミネコのモビールや、オリジナルTシャツ、窓のペイントは友人であるイラストレーター、オカタオカさんが手がけた。2_古い喫茶店だった物件を友人たちと共に改装。黄色の扉が目印。3_店は緑と黄色と茶色をテーマに配色することで、空間を広く感じられるよう演出。奥に佇むのが、店主の古里おさむさん。バンド〈uminecosounds〉のひとりとしても活動中。5_濃厚なチャイは、ネパールで学んだ味。

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古里さんは、〈草枕〉や〈シバカリーワラ〉など東京の有名カレー店で働きながら、年に幾度かはインドを訪れ、カレー作りを学んでいた強者。そんな彼は今、日本のごはんが進むスパイスカレーを極めている。「毎日作るから、毎日自分自身が食べたいカレーを店では作っています。小麦粉やブイヨンは使わないインドカレーをベースに、胃もたれはしないように、油の量は控えめです」。店のカレーは無添加の素材だけを使い、じっくりと時間をかけて煮込まれる。米は青森の平川で採れた〈大川農園〉のもので、サラダの野菜は週に2回、西永福の駅前で開く八百屋〈草木堂〉の新鮮なものを使う。料理から店の内装まで、こだわりの詰まった店ながら、その多くは語らない店主。「食べてしっかり元気になってもらえれば、それでうれしいです」。

Photo_Yoko Tagawa (horizont)

Shop Data

ウミネコカレー

東京都杉並区永福3-55-3

☎ 070-6972-3103

営 ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)、

ディナー 18:00~21:00(L.O.20:30)

休 月曜(火曜はランチのみ営業)

※2017年11月号掲載時の情報です