Stories
2023/02/13
<ものがたりキッチン>と題してキッチンや食卓の道具を紹介していきます。
道具を使って調理するということ、 食べる人のことを思って調理するということ、 それはいつの時代も変わらない。 いい道具には「ものごころ=ものへの愛着」がわく。 使い込むことで手に馴染んでいく。 そんなキッチンと食卓の道具を紹介していきます。
国産いちょうの一枚板。
祖父の代から続く木地職人の家系で育った福井賢治さんは、祖父や父の背中に木と向き合うものづくりのおもしろさ、奥深さ、そして難しさを見てきた。人々の暮らしの中で毎日使ってもらえる木製品を模索して、たどり着いたのがいちょうの木のまな板だった。
しっとりと柔らかな“いちょうの木”。
油分をたっぷり含み弾力があって凹みにくく、水はけがよく乾きが早いなど、扱いやすいのが魅力。弾力性があるので、切り跡も自然に修復されて目立ちにくく、気になってきたら表面を削ることで、元の状態に戻すことができる。
温もりを感じる柔らかな手ざわりのまな板は、ずっと使い続けたいと思える道具。
肌にふれるものだから。
「ヤーン」=糸。
日本ルーツにこだわり、ベッドルーム、バスルーム、キッチンなどの生活の場で毎日手にふれるものを丁寧に作っているYARN
HOME。医療用の脱脂綿とガーゼで作る 『pasima
(パシーマ)』のキッチンふきんは。仕上剤を使用せず、赤ちゃんから大人まで、肌が弱い人も安心して使うことができる。軽くて乾きやすく、持ち運びにもぴったりで、台所しごとに最適の大きさと軽さ。食器拭きや手拭きとしてはもちろん、
野菜の水切りやランチョンマットなど、使い方はさまざま。古くなったら台拭きや雑巾としても使える。台所に欠かせないアイテム。
竹の箸だけ作る。
熊本と福岡の県境の山々から切り出した竹の箸だけを作るヤマチク。
1963年に創業し、すべての製造工程を自社で担える日本で唯一の竹箸メーカー。
時代が変わり、仕事のあり方が変わり、ひとびとの価値観が変わっても「暮らし」を誠実に作り続けるメーカーでありたいという想いがある。
軽くて丈夫ですべりにくい、食べるときに余分な力を加える必要のない竹の箸は、日本の食卓で重宝された。しかし、竹の加工は非常に難しく、いつしか国内で製造される橋のほとんどが輸入された木で作られるようになってしまった。ヤマチクは持続可能な資源である「竹」にこだわって箸を作り続けている。
2022/04/11
「人生の自由帳」完成しました
私たちはその人の生き方、暮らし方を取材してきました。仕事のこと、住む場所のこと、一緒にいる人のこと、ものとの関係性や年齢でさまざまな選択が出てきます。 どのような仕事をし、そのような場所で暮らし、どのようなものに囲まれて、どのような人たちと関わっていくのが心地いいことなのか。そのときそのときのやりたいことや目標、大事にしたい思いと言葉、そうしたことを手帳に書き留めていくことで、その時には断片的でしかなかったものが自分の道につながっていきます。それを記す手帳です。
どうありたいか、いいもの、いい言葉、人生に影響を与えるような日々の出来事を。誰もが人生の途上にいます。壁に当たるときも、思うようにいかないときも、迷うことも、選択を迫られることも出てきます。そうしたときに手帳を見返して、あのときの自分の想いを確かめることで、進むべき方向が見えてきます。自分にとって大切なものをこの手帳に記していくことで、自分がどうあるべきか、どのように生きたいかが、そのときそのときは断片的に書いたものが、やがて輪郭を帯びていきます。人生のツールとして、いつでもそばに、という想いで作りました。
言葉の種〈word〉、ことの種〈things〉、想像の種〈imagine〉を植えていくことで、やがてなりたい自分に近づいていく。この手帳は言葉の種〈word〉、ことの種〈things〉、想像の種〈imagine〉を記していくもので下記の8つの構成になります。
- 1)PHILOSOPHY 大切にしたい想い
- 2)WORD 大切な言葉
- 3)MISSION 自分の役割
- 4)YOU ARE HERE 私の現在地
- 5)VISION どうなりたいかどうありたいか
- 6)THINGS 大切なもの
- 7)DAYS 日々の記憶
- 8)人生の言の葉
ただ自由帳です。使う人の使いたいように、それがいちばんです。
この手帳は台湾で長年手帳を作り続けてきた實心美術がデザインし、布製の表紙、テーマごとに紙質を変え、180度開くことのできる手間隙をかけた製本の仕様になっています。
体裁は表紙15.5㎝×19.5㎝。本文15㎝×19㎝。ページ数206ページ。
定価3850円
購入はこちらから
https://nicethings-store.square.site/product/lifefreenote/29?cs=true&cst=custom
2022/02/22
「種を蒔くデザイン展」が開かれます。
種は時を運び、
種は個を育み、
種は大地に根を張り、
種は光を探し、
種はまた種となる。
種を起点に長崎・雲仙から、「種を蒔くデザイン展」がオンラインで発信されます。
開催期間は、2021年3月13日~29日。それぞれの展の記録はWEB上、Instagramにアーカイブされます。
-
テーマ
- 1. 農とデザイン
- 2. 環境問題とデザイン
- 3. 風土に根差すデザイン
-
4つの展
- 1. プラスチックフリーの八百屋展
- 2. 城谷耕生プロダクトデザイン展
- 3. 種を蒔く仕事展
- 4. 種を蒔く料理展
現代経済社会では、規格外として流通から外される在来種の野菜たち。
しかし本来は、一代限りで終わることのない、100年1000年続いていく生命力を宿した種です。
このデザイン展はそんな種たちのように 消費されるためでなく、普遍的で、未来の子どもたちへ残す意思と確かさを宿したデザイン展を目指しています。
今を生きる皆様と、50年後の、100年後の若者たちにこの展から何かを感じとってほしいと心から願っています。
奥津爾さん
https://organic-base.com/topic/tanemaki_design2021/
https://www.instagram.com/tanemaki_design/
◯種を蒔くデザイン展2022
3月3日(新月)〜18日(満月)
雲仙市と各地、オンラインにて
CAST
岩崎政利/田口ランディ/皆川明/
柳原照弘、原田祐馬、原川慎一郎/コムアイ/野村友里/田中遼平/
中納良恵、高木正勝、今井義浩(monk)/haruka nakamura/
奥津典子/kitta/景色デザイン室/R CINQ FAMILLE/
船山義規/江口研一(food+things)/船越雅代/北嶋竜樹/
繁延あづさ/安彦幸枝/八木夕菜/在本彌生/栗田萌瑛/
野口悦士/郡司製陶所/松本かおる/青果ミコト屋/eatrip/
soil/タネカら商店/五ふしの草/オガクロ/金子商店/
STARDUST/GGS/タネト/
2021/08/26
種と旅と2021
鳥が運んできたのだろうか?
雨が養分を注いだのだろうか?
土の中から太陽を探したのだろうか?
季節が巡ることを知ってただろうか?
記憶の始まりはいつからだろう?
種と旅と2021
種とその多様性について考え、それぞれの土地の在来種や伝統料理を味わう9日間の祝祭「種と旅と」が開催されます。日本中の様々な土地から、種とその悠久の旅について、歓びの声と色彩と匂いと味覚と、なによりその種の恵を体ごと感じるイベントです。
開催期間 2021年9月4日(土)ー 12日(日)
◯全国あちこち同時多発
この企画は、“同時多発”スタイルです。
一つの場に集まるイベントではありません。
Instagramを駆使しながら、移動することなく、皆様が暮らすその土地に根差し、どこまでもローカルに同時に全国のうねりを皆で共有する祝祭です。
◯風土に根差したものに光を
その土地の在来種はもちろん、土地で何度も花を咲かせている名もなき野菜、営々と継がれてきた伝統の技術、料理。 それぞれのお店、料理人、作家の皆さんが自由な文脈で様々な発信をしていきます。
◯種を真ん中に
農家、八百屋、レストラン、料理人、その土地に暮らす人。 種によって繋がり、そしてより深くその土地に根差していくことを。
「種と旅と」は移動を前提にせずInstagramを通じてそれぞれの地域の風土、残すべき輝きを共有するプラットフォームです。 こういう時だからこそ、それぞれのローカルを深く考え食の素晴らしさと出会う機会になれば
詳細はプロフィールよりWEBSITE、是非ご覧ください。
2021/03/07
次代に、100年後につなげよう「種を蒔くデザイン展」開催
農、環境問題、そして風土をテーマに 多様な在来種が根付く雲仙発のデザイン展が開催されます。
種を蒔くデザイン展 @tanemaki_design
3月13日(新月)〜29日(満月)
このデザイン展は 長崎県雲仙市からオンラインで発信する 4つの展で構成されています。
- 1、プラスチックフリーの八百屋展
- 2、城谷耕生プロダクトデザイン展
- 3、種を蒔く仕事展
- 4、種を蒔く料理展
現代経済社会では、規格外として流通から
外される在来種の野菜たち。
しかし本来は、一代限りで終わることのない、
100年1000年続いていく生命力を宿した種です。
このデザイン展はそんな種たちのように 消費されるためでなく、
普遍的で、未来の子どもたちへ残す
意思と確かさを宿したデザイン展を目指しています。
それぞれの展の記録をWEB上に、 Instagramに
(@tanemaki_design)アーカイブしていきます。
「雲仙から離れている皆さんにも
展の様子をダイレクトに感じていただけるようにと思っています。
孫たちが生きる次代に思いを馳せて 僕らに何ができるのか、
皆さんと共に考える時間になれば、本当に嬉しいです」(タネト)。
CAST
岩崎政利、城谷耕生、皆川明、原田祐馬、柳原照弘、エフスタイル、omoto、原川慎一郎、オカズデザイン、船山義、food+things、今井義浩(monk)、奥津典子、オーガニックベース、haruka
nakamura、宗像堂、POMPONCAKES、青果ミコト屋、中里隆、小野哲平、野口悦士、郡司製陶所、繁延あづさ、伊藤徹也、安彦幸枝、八木夕菜、Sai、タネト
https://organic-base.com/topic/tanemaki_design/
→詳細はプロフィールのリンクを
ノープラにむけた取り組みの経過など Instagramにてお知らせします!
@tanemaki_design のフォロー よろしくお願いします!
PHOTOGRAPHS Azusa Shigenobu
2021/02/24
捨てられるはずだった端材から新たな創造を。
アップサイクルプロジェクト「oops」
どうしたらゴミという概念をなくせるだろう。ずっと考えていることだった。
長野県東御市で、ビンテージ家具の輸入販売、椅子の張替えや家具の修理などを行う、デザインスタジオ〈Ph.D.(フッド)〉の荒井健次さん。
張替えの際に出てしまう端切れや糸くず。一般的には廃棄してしまうが、どうしてももったいなくて捨てられなかった。
それらを原料に何かものづくりができないか、そう考え始めたのがきっかけで生まれたのがアップサイクルプロジェクトの「oops(ウップス)」だ。テキスタイルデザイナーの氷室友里さんと共同で可能性を探り、二人の手によって廃棄されるはずだった端切れや糸くずは布となり、新たな価値を宿す。
単に、ものを作り出すだけではない。そのものづくりが持続可能になるような仕組みや考え方を創造することは荒井さんの独立当初からの活動テーマでもある。
oopsを知ること、参加することが環境への負荷を減らすものづくりの輪を広げる一歩となる。
それぞれの展の記録をWEB上に、 Instagramに
(@tanemaki_design)アーカイブしていきます。
「雲仙から離れている皆さんにも
展の様子をダイレクトに感じていただけるようにと思っています。
孫たちが生きる次代に思いを馳せて 僕らに何ができるのか、
皆さんと共に考える時間になれば、本当に嬉しいです」(タネト)。
「うぶごえ」にて、クラウドファンディングに挑戦中
https://ubgoe.com/projects/9